7月 「食+器+歳時記」の3つの点を結ぶ線
※日本の器と食文化講座は現在休講中です※
7月 「食+器+歳時記」の3つの点を結ぶ線
1つめの「食」
私たちはあくまでも家族の健康を担う家庭料理の担い手。
健康や嗜好、厳選した食材選び…
家族やご自身の心身を思う愛情は共通の想い。
旬の物をいただく意味。
また、調味料などで好みの味を探すのも楽しみ。
日本にはまだまだ知られていない各地の美味しい物、珍しい食材があります。
オーナーMの仲間は美味しいものが大好きで、山のもの海のもの問わず美味しい情報が日本全国から毎日のように舞い込みます。
そうした情報は惜しみなく提供させていただきます。
日本各地の醤油、お酢、お米、水などの比較。その中からご自分の好みを見つける楽しみを。
今回はお塩とお醤油、マスタードの比較をして楽しみました。
最後にお出しするご飯とお味噌汁。
中川一志郎氏の土鍋で炊き上げる、お米とお水は同じ産地から取り寄せます。
2つめの「器」
食材やお料理にプラスして視覚からのアプローチで味覚は変わる。
冷たいものをより涼やかに
温かいものをより心温かく
何気ないお菜がご馳走にみえる
つまり選ぶ器により食べ手の受け取り方が変わります。
お客様へのおもてなしはもちろんのことですが、毎日の家族へのお料理も特別なものにしてあげたい。
私たちはあくまでも家族の健康を担う家庭料理の担い手です。
3つめの「歳時記」
歳時記とはつまり、食や器や…全ての根底にある日本の美しいしきたり、そしてその根拠となっている歴史と言ってよいでしょう。
外部から講師を招いて、今月は…
「ハレとケ」
「器の基本 3つの決まり事」を学びます。
特に塗り物への造詣が深い先生でいらっしゃいますので、
お箸、お膳の使い方と決まり事をしっかりと教えて下さいます。
お箸やお椀を扱う際の身のこなし方などは、
親の姿を見て、その姿が自然と身につくもの。
今回参加された若いママたちは、
本当に熱心にお箸やお椀の使い方を学んでいらっしゃいました。
見た目の美しさを飾るのではなく、
知識や所作で自分自身を説明したい。
自身の持っている点同士が繋がれて初めて、見た目だけじゃない充実感が出てくるように思うのです。