富村未来の「酉」

一昨年から季節折々の画を描いてもらっている富村未来さんの酉の画が届きました!
実は現在の楽陶のホームページのトップ画像を描いているのも富村未来さん。

動物が、金や銀の装飾をされて、幾つかの色の絹糸を結ばれた、繻子のようななめらかな画です。
今年の「酉」はその鮮やかな紅色の鶏冠がまず目に飛び込んで参りました。

写真上の酉は真紅の鶏冠に同色の数珠を何重にもして、小さく不気味な目をこちらに定めています。
縦細長の図の中に、長い尾っぽと動きのある数珠が書き込まれた非常に大胆でモダンな構図です。

日本画のテイストですが、構図や額装はモダンにまとめられていますので、日本風のお宅にも、コンクリートのモダンなお宅にも、違和感なく馴染むと思います。

絵の主題やテイストはごく日本画風ですがご本人のルーツは洋画で、手法の多くも油絵の手法をとっていらっしゃいます。
画材はアクリル、金泥を使用。富村さんご本人は東京造形大学造形学部美術学科で油絵を専攻なさいました。
この作品は額装用に描かれていますが、裏打ちをして掛け軸に表装する場合もあるそうです。

金粉で鶏冠に化粧を施されたこの雄の酉。非常に男らしい目をしています。この雄鶏は「ただのお正月の酉」以上の「強い個性」があります。



こちらは¥50,000+tax となっております。若く力のある作家の絵を買うのは良いことです。
写真では伝えきれない細部の描き込みなど、ぜひ楽陶にいらっしゃって鑑賞していただきたいです。